大人社会に必要な服
スーツのイメージといえば、大人が仕事をする時に来ている服というイメージが強いと思います。確かにそうですが、実はスーツは場面によって名称が異なってきます。
まずはビジネススーツです。これが主に着られているスーツの種類で、仕事をする際の身だしなみとしてはかかせません。第一印象が大切なビジネスの世界ではしっかりとしたスーツを着用しましょう。
クールビズが一般的になった今では、夏場はジャケットを着用しないで、ワイシャツだけの人も多いと思いますが、ビジネスの場ではやはりジャケットがあるといいです。気温が高くて暑い日もあるでしょう。そんな時はジャケットを着用しないで、手に持っていけばいいでしょう。
そして次に、リクルートスーツです。これは日本において就職活動中に着用することを目的としたスーツを指しています。面接官の第一印象を左右するコスチュームとして重要視されており、「好印象」「清潔感」「目立ちすぎない」「無難」がキーポイントです。
男性は、黒やチャコールグレー、濃紺といった無地のものが一般的で、最近ではシングルの2つボタンが主流ですが、シングルの3つボタンを着ている人も多いです。これに白や淡い青(水色に近い)で無地のワイシャツと、シンプルな柄のネクタイを合わせ、全体的にシックなイメージにすることが多いです。
女性の場合は、ダークグレーや黒、濃紺といったものが一般的であり、ジャケットの形はテーラードカラーで、シングルの2つボタンや3つボタンが多い。またブラウスも白や淡いピンク、水色、黄色のものを着用し、全体的に抑えたイメージとします。スカートはタイトでやや短めにし、ストッキングは薄地の肌色すると良いでしょう。
しかし最近では、マニュアル通りの就職活動を嫌う企業や、就職活動生の個性を重視したい企業が、「リクルートスーツ着用禁止」「私服可」のアナウンスをしていることもあります。
次は、フォーマルスーツです。礼服とも言い、主に冠婚葬祭など社会生活において威儀を正し、或いは敬意を表する場合に着用するスーツのことを指します。フォーマルスーツの中でも種類があり、テールコート、モーニングコート、タキシード、デレクターズスーツ、ブラックスーツ、ダークスーツに分けられます。
男性は背広の上下、女性は上着にフレアスカートやタイトスカートなどを組み合わせたものが多く、黒色のものはブラックフォーマルとも言います。
などなど、スーツにはいろいろな物がありますので、場面に合ったスーツを着用するようにしましょう。